脂肪燃焼サプリメント
脂肪燃焼サプリメントはメタボリック検診の義務化と共に市場規模が拡大し、商品の種類が増えつつあります。アメリカでも健康食品・ダイエットブームが数年前から始まっているように、日本でも今後ダイエットブームが来るかもしれません。
特に効率よくダイエットできると紹介されている脂肪燃焼サプリメントは、今の売れ筋商品です。脂肪燃焼サプリメントの多くは、新陳代謝を活発にして脂肪を消費しやすくする、という文言をうたい文句にしています。
ここで注意しておきたいのは、実際に一定以上の医学的効果があると厚生労働省に認められた商品には、特定保健用食品というラベルが貼られています。
脂肪燃焼サプリメントに代表されるダイエット食品のほとんどは、栄養機能食品という区分です。この栄養機能食品は食品としての安全性を満たしていれば。審査や許可無くラベルを貼って販売できるものです。
こういった脂肪燃焼サプリメントに実際に効果があるかどうかは別として、いかに新陳代謝を活発化させても運動しなければ、血液中に溶け出した栄養分は再び脂肪に戻ります。
脂肪燃焼サプリメントは飲むだけでは十分な効果を得ることが出来ません。脂肪燃焼サプリメントは脂肪をブドウ糖にしてくれる作用はあるかもしれませんが、そのブドウ糖が細胞に取り込まれなければまた脂肪に戻るだけのことです。
ところで、ブドウ糖が細胞に取り込まれるためにはインスリンという物質が欠かせません。インスリンとはすい臓のランゲルハンス島という部位で作られる物質ですが、これは運動によって分泌をある程度活発にすることが出来ます。
インスリンには使われなかったブドウ糖を脂肪として蓄積する効果もあります。このように体内の代謝という観点から見ても、ダイエットには運動が不可欠ということになります。
脂肪燃焼サプリメントの中には、インスリンの過剰分泌を抑えて脂肪としての蓄積を防ぐ、と謳っているものもありますが、服用するときには医師に相談したほうが良いでしょう。
前述したようにインスリンは細胞がエネルギーを取り込むときに必要な物質です。運動中などブドウ糖が必要とされる時にインスリンの働きが抑制されると、血液中のブドウ糖が細胞に取り込まれずに高血糖状態となってしまいます。
一般に血糖値が上昇するとインスリンの分泌量も上がりますが、インスリンが過剰に分泌され続けると、次第にインスリンの効果は弱まっていきます。すると高血糖状態になり、インスリンの働きはさらに弱くなります。
これが一般的にⅡ型糖尿病といわれる状態です。この一連のプロセスにインスリンの分泌量が深く関わってきます。
このことを考えると、インスリンをコントロールするといわれているサプリメントを飲むのに少なからず抵抗を感じます。
注射などではなく食べ物だから大丈夫、と思っているとサプリメントにしっぺ返しを食らうかもしれません。